業務用クレープ焼き機の修理
業務用のお菓子焼き機
業務用機器の修理は想定していませんでした。
修理業者に頼んでも、輸入品で、その後の保証などを躊躇して見てもらえないということでした。
中国製だといいます。 日本メーカー製は特注になるそうで高価
つかえそうな焼き金がついていて、安価なので数年で買い換えるつもりのようです。
ところが、数日でだめになるといいます。
以前は良かったが最近のものがだめだと。
これは、スイッチの仕様を変えたのだろうと想像がつきます。
中国は220ボルトなので、同じワット数でも電流が少なくて良い利点があります。
おそらく日本の100ボルトでの電流を甘く見ているのでしょう。
ネジが異様に固く締めてあります。 おそらく機械締めでしょう。
ネジ山を壊さないように慎重になります。
スイッチの接触抵抗を測定すると、数Ωあります。 これでは大変な発熱を生じてすぐ壊れます。(壊れかかっている状態)
スイッチは両切りタイプ(ネオン内蔵)だったので、とりあえず抵抗の小さいがわだけ残して、片切にして使用できるようにしました。
すぐ壊れるでしょから、その間に部品を探します。
両切りタイプの配線
電流(交流)を測定すると、約12アンペア。 1200ワットのヒーターになります。
応急修理後の写真。
片切にしたので、ジャンパー線が余りました。
焼き機の回路図 スイッチ内にはネオンランプが入っていて、ONにするとスイッチ自体が点灯する。
スイッチの接点の接触抵抗の小さい方が発熱し、筐体を溶かしてバネ圧が下がり使用不能に至る。
片切りへ回路を変更
ACプラグからの一本は電源スイッチを経由せず、直接サーモスタットにつなぐ。
これにより、スイッチからサーモスタットへの電線(ジャンパー線)が一本余る。
また、この場合スイッチオンにしてもネオンランプは点灯しない。
ただし、ヒーター作動ランプがあるので、不具合は小さいです。
タグ:クレープ
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